こんにちは!管理人まさおです。

今回募集される「TECROWD80号ファンド「Osaka City Data Center」」の主な募集条件はこちら。
- 募集金額:31億円
- 想定利回り:11.50%(年率)
- 運用期間:約3年
- 劣後割合:約4.6%
- 募集方式:先着式

不動産型CF界隈でのデータセンター案件(以下「DC」)と言えば最近は「FUNDI(ファンディ)」が思いつきますが元祖はTECROWDですよね。
ただし同サービスのDC案件は今まで米国での案件ばかりでしたが、今回は初となる国内案件。
しかも1からDCを建設するのではなく既存のマンションの地下にある商業施設の一部を改装してDC化するという驚きの内容となっています。
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今回の投資対象不動産について
今回のファンドの投資対象は大阪府大阪市東淀川区に所在する「ショッピングタウンエバーレ」(エバーグリーン淀川の地下部分)の一部分です。
築年月 | 1978年6月(築46年) |
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構造 | 鉄骨鉄筋コンクリート造 |
階数 | 地上12階地下1階 |
総戸数 | 173戸 |
アクセス | 阪急京都本線「淡路」駅 徒歩10分 |

マンション住民との軋轢の可能性について
さて、ここからは今回のファンドの内容について私見を交えてご紹介していきたいと思います。
まずDCでは大量の電子機器類が稼働するため、排熱や低周波音の対策が必要となります。
また今回の物件はマンション地下部分のため低層階の住民と軋轢が発生し、反対運動などが起きる可能性も懸念されます。
もちろんTECROWDもその点については想定内であり吸音材を配置したり、何らかの形で排熱対策を行うのだとは思われます。
ただしそれだけで反対運動を起こされた際に説得できるかは不明で、建設が長引いてしまう可能性などもあるかもしれませんね。

もちろん既に合意済であったり、それを想定して運用期間が約3年と長めに設定されている可能性もありますけどね。
浸水想定エリアである点について
これは僕が調査を行う前に情報提供頂いた内容ですが、今回の物件は淀川の浸水想定エリアに含まれているとのことです。
また念のため僕の方でも調べてみたところ、淀川が氾濫した場合の「1階床下浸水」が想定されるエリアなどとなっているようですね。
こちらも何らかの対策は行われる物とは思いますが、そういったエリアの物件である点について理解の上で投資判断しておきたいですね。
借入併用型ファンドについて
今回のファンドは「成協信用組合」からの4億9,000万円の借り入れを含む 借入併用型 ファンドです。
このため物件の売却が上手く行かない場合、投資家の資金はその借入に劣後してしまう点については理解しておく必要があります。
ただし成協信用組合は今回のDC案件の事業計画内容を精査した上で貸付を行っているのではないかと思います。

「だからこのファンドは成功する」とまでは言えませんが、一応金融のプロがチェックしている形ですね。
信じるも信じないも貴方次第、にはなってしまいますがそういった点も検討材料になるかもしれませんね。