こんにちは!管理人まさおです。
今回募集される「わかちあい京都西京極③」の主な募集条件はこちら。
- 募集金額:3,500万円
- 想定利回り:4.90%(年率)
- 運用期間:約1年
- 劣後割合:ログイン後情報
- 募集方式:先着式
何れも1年単位での運用となっており、1回目は2021年12月、2回目は2023年1月にファンド募集が行われ、またすべて完売しています。
なお全ファンドとも募集金額3,500万円、想定年利回り4.90%、運用期間約1年と同条件のため、今回も恐らく余裕で完売しそうな気配ですね。
本ファンドのポイント
本ファンドは次のようなポイントから、ハイリスクハイリターンよりも安定感を好む方向けのファンドではないかと思います。
- インカムゲイン型ファンド分配金を投資対象物件から得られる収益で賄うタイプのファンド。 多くの...
- マスターリース付きファンド
詳しくない方のために翻訳すると「利回りは賃料収入から分配され、その賃料も半保証のような契約になっている」ということですね。
また不動産型CFではインカムゲイン型ファンド分配金を投資対象物件から得られる収益で賄うタイプのファンド。 多くの...でも物件の売却損が発生し、損失が劣後出資部分を超えると元本割れの可能性があります。
ただし本物件は今のところわかちあい側が運用を継続する見込みのため、売却損が発生する可能性は高くは無さそうですね。
今回の投資対象不動産と地価の状況
なお今回のファンドの投資対象は京都府京都市右京区に所在する事務所・共同住宅「全京都ハウジング壱番館」1棟です。
竣工 | 1994年3月 (築30年) |
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構造 | 鉄骨造亜鉛メッキ鋼板葺 |
階数 | 5階建 |
戸数 | 11戸 |
アクセス | 阪急京都本線「西京極」駅徒歩約2分 |
一つだけ注意点も
一つだけ、本ファンドは借入併用型ファンド投資物件出資の際に借入金を併用することでより高利回りの運用を狙うフ...だという点には注意が必要ですね。
この場合、投資家の優先出資部分は金融機関からの借入金に劣後するため、借入の無いファンドに比べるとリスクが高くなります。
具体的には通常「劣後出資÷(劣後出資+優先出資)」で測れる安全度に対して借入併用型では分母に借入金額も加えて計算する必要があります。
ログイン後情報のため数字は控えますが、本ファンドでは上記計算でもある程度の余裕があることは確認出来ました。
ただし借入併用型の場合、物件に価値が残っていても劣後出資+優先出資を超えて物件価値が下落するとその瞬間に元本がゼロになります。
借入の無いタイプの場合は物件に価値が残っていれば幾分かは元本が戻る可能性が高いため、その点についても理解が必要そうですね。
全体的には安全度の高そうなファンドに感じていますが、こういったリスクも踏まえて投資判断をお薦めします。