先日、maneoからスピンオフ的に登場したばかりのプレリートファンドですが、私自身、次の記事の通りこの新しいサービスの登場に期待をしていました。
しかし現時点では若干、プレリートファンドが迷走しているようにも見受けられますので、その状況について整理してみます。
予告ファンドと初登場直後の状況
プレリートファンドでは初回募集ファンドについて事前に利回りが5~8%となる旨を告知していました。
この利回りの表現はmaneoでの投資に慣れた方は、5%の案件、8%の案件両方を含んで1つのファンドが提示されると想像したのではないでしょうか。
しかし蓋を開けてみると実際の内容は全ての案件の利回りが5%、つまり全体として5%のファンドの募集が行われたため、一部の方には「わざわざプレリートファンドで投資する必要は少ない」との印象を与えた可能性があります。
一応、この1時間後に利回り6%、7%、8%のファンド募集も行われたため、告知の利回り5~8%は誤りでは無かくなりましたが、「5%のファンドへの投資を優先して欲しかったため、他のファンドの募集をあえて遅らせた」との印象も与えた可能性があります。
数日後に同じ投資内容に対して利回りの大きいファンドを投入
上記までの流れが影響したのか分かりませんが、初回に募集開始された4ファンドの中では8%のもの以外のファンドへの投資資金が集まらない状況となりました。
このためかは分かりませんが数日後、プレリートファンドは初回募集と同様のファンドから利回りをそれぞれ2~3ポイント上げたファンドの募集を開始しました。
この措置により、後から募集が開始されたファンドは全て順調に完売しましたが、先にプレリートファンドを信頼して投資申込を行った投資家からすると不満の残る対応となってしまいました。
資金を拘束した挙句のキャンセル
私自身もこの利回り8%のファンドに投資申込を行っていたため、暫くモヤモヤとはしていましたが、キャンセルも出来ないため半ば諦め気分でその状況を受け入れる気持ちになっていました。
しかし昨日、初回募集の5~8%のファンドが下記の理由でプレリートファンドの側から全てキャンセルされてしまいました。
この案件は、以下の理由でキャンセルをさせていただきます。
借り手への貸付条件が変更になったためキャンセルとさせて頂きます。
投資家の皆様におかれましては、ご投資頂きましたにもかかわらず、
誠に申し訳ございません。
それなら2回目の募集ファンドが完売するまで資金を拘束せずに早めにキャンセルして欲しかった・・・
お陰様で投資先のファンドが無い状態でこの資金が宙ぶらりんのまま年を越してしまいそうです。
それでも応援はしたいと思います
上記の通り色々と不満を感じるところはありますが、ソーシャルレンディング業界で実績№1のmaneoんから派生し、しかもリートという出口を見据えた不動産への投資を行えるプレリートファンドには頑張って貰いたいと考えています。
今後は今回の件の反省を踏まえ、より投資家側の立場に立ったサービス運営を行って頂けることを期待したいと思います。
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