不動産投資ソーシャルレンディングサービスのOwnersBook(オーナーズブック)の運営会社ロードスターキャピタル株式会社が今月に入り、オリックス銀行、松井証券との業務提携を立て続けに発表しました。
このため、これらの業務提携の内容が投資家にどのような影響があるか確認しておきたいと思います。
オリックス銀行との提携について
オリックス銀行との提携は、投資案件数の増加が目的となっています。
つまりオリックス銀行の窓口に融資相談に来た顧客がOwnersBookの投資モデルに合っていた場合、その顧客への融資をOwnersBook上で投資案件として募集する形となります。
そしてもちろん、その顧客本人および担保不動産についてはOwnersBookが審査を行いますので、今までの投資案件との違いはあまり気にせずに投資を行うことが出来そうですね。
松井証券との提携について
松井証券との提携は、OwnersBookの投資ファンドの販売窓口の増加が目的となっています。
つまり松井証券のサービスサイト内でOwnersBookを紹介し、また松井証券の会員に向けてオリジナル案件の募集を行うようになるようです。
これはmaneoとGMOクリック証券との提携と同じ形のようですが、今回の提携ではそのmaneoとGMOクリック証券には無い取り組みも行われるようです。
- 相互の資金移動:松井証券及びOwnersBookの会員が、それぞれの間で資金を容易に移動できるようにする。
- 口座開設:松井証券及びOwnersBookにおける本人確認業務の統一化。
このうち口座開設の取り組みについては投資家には大きな影響は無いように思われます。
しかし相互の資金移動の取り組みについては、もし相互に無料で資金移動が出来るようになれば、OwnersBookからの出金の際、松井証券を経由することで出金手数料を無料化(通常は300円+税)出来るようになるかもしれませんね。
ちなみに私個人としては松井証券にすでに口座を開設しており、いくつか株式も預けていますので単純に相互の資金移動が楽になる点はありがたいと思っています。
今年は色々とありました
OwnersBookおよび運営会社ロードスターキャピタル株式会社は、今年は東証マザーズへの上場、会員数1万人の突破、東京23区を飛び出して京都のファンドの募集などなど色々とありました。
そして今回の提携を通して来年以降もますますOwnersBookが多くの投資家たちにとって魅力的なサービスとなっていってくれることを楽しみにしておきたいと思います。
コメント