テレビ東京系列「ガイアの夜明け」で16日(火)に放送された「さらば銀行!?金融維新」特集の中でクラウドクレジットが紹介されました。
クラウドクレジットと言えば国内の他のソーシャルレンディングサービスとは異なり、海外、特に新興国や成長期待国としてアフリカ、東欧、南米などへの融資ファンドを扱っています。
そして今回は特にその中でも、南米経済の優等生と呼ばれるペルーに対する投資がクローズアップされていましたので、その概要についてご紹介します。
序章
- 将来、今と同じ形の銀行が存在しなくなることが予想され、転職希望者が増えている。
- みずほフィナンシャルグループが19,000人の人員削減を発表しており、他のメガバンクも合わせて3万人分の仕事が消失する見込み。
- 最近は銀行に預金を預けてもお金が増えないゼロ金利の時代であることを紹介し、案内人の江口洋介氏がパソコンを開く。
- パソコンにはクラウドクレジットのファンド画面が映るが、江口氏は知らない国への投資ファンドに不安を感じる。
- これに対して投資家の下山さん(仮名)が昨年、東欧事業者支援ファンドへの7か月の投資で23.1%の利回り(為替変動込み)を獲得したことを紹介。
本編
クラウドクレジットと投資ファンドの概要
- 2013年に創業。オフィスは茅場町に構えており、現在約240本の投資ファンドを運用中で昨年融資総額50億円を突破。
- 社員数は現在37人。その多くがメガバンクや外資系金融機関からの転職組。
- 彼らと力を合わせて金融のプロ集団の世界でも珍しいファンドを作っている。
- 扱うファンドの期待利回りはカメルーンファンドで13.5%、リトアニアファンドで12.9%など。
- ただしこの期待利回りは保証はなく元本割れのリスクもあることも説明。
- これらのファンドは高成長の国(成長期待国)に貸付けを行うことでハイリスクハイリターンとなっている。
- 例えば投資先のカメルーンは年4.5%の成長率となっているが、その中でもお金が回りにくい零細企業や農家に融資を行っている。
- 投資先のカメルーンではクラウドクレジットの活動が「銀行が見向きもしないような人にも融資してくれている」とテレビで紹介。
杉山社長の人となりについて
- 東大法学部卒、大和証券SMBC、英・ロイズ銀行を経てクラウドクレジットを創業。
- 都内のワンルーンマンションに住んでおり現在独身、彼女無し。
- 創業から2年3か月は役員報酬を0円としたため現在の収入は以前の3分の1程度。
- 世界のお金が不足している地域に日本で余っているお金をつなげたい。
- やらないと一生後悔する。体力もついてきたのでチャレンジを進めている。
ペルーでの新たなチャレンジの紹介
- ペルーの人口は約3,140万人。新興国の中でも高い成長率が見込まれている。
- 今回の新たなチャレンジは北部都市トルヒーヨでのファンドの組成。
- 杉山社長が現地パートナーのノンバンクのルイスさんと地域最大のマーケット「ラ・エルメリンダ市場」を訪れる。
- 目的は貸付先の視察で、生花店を営む女性の元を訪れその日の返済金額約4,300円を回収。
- この女性は年収44万円程度で運転資金10万円を借りていた。年利は108%程度。
- 借金を膨らませない方法をルイスさんにヒアリング。
- ルイスさん「貸付先の毎日の売り上げや経費、相手の生活費まで確認して全てを把握している」
- ペルーでは融資上限は無いが少額短期間でお金を借りたい人が沢山いる。
- ルイスさんのノンバンクは銀行からお金を借りられないような人にお金を貸し付けている。
- その方々がお金を借りられることによって事業を拡大し、それによって金利が戻ってくる仕組み。
⇒このファンドが「ペルーマイクロファイナンス支援ファンド1号」であることを紹介。
- 年利は2.5%とカメルーンやリトアニアファンドに比べて低い数字となっている。
- 今ファンドはお客様の資産を増やすファンドとは一線を画し、ペルーの貧しい方への活動を行うことを目的としている。
- 利回りが低いのはリスクを軽減するため。ペルーの大手信用組合が債務保証している。
締めに
「日本のお金をもっと世界へ!勝負の年!」
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