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7月8日破綻の合同会社如月マネジメントはmaneo案件の不動産事業者CUなのか?

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15日付けの東京商工リサーチ記事によるとmaneoマーケットから資金調達を行っていた合同会社如月マネジメントが7月8日に東京地裁から破産開始決定を受けたとのことです。

maneoと言えば管理人も今月、投資先のファンドで売却が発生するなど立て続けに遅延ファンドの終焉が見えてきているような感じもします。

maneoで初めて売却食らいました・・・。
売却とは「債権の売却」のことです。ヒント君つまりが貸付先からの返済を諦め、その債権を他社に売却したということです。管理人は今回のものを含め7本のファンドが期失状態のため、いつかは売却対象のファンドが出るとは覚悟はしていましたがついに・・・。...

非常に不本意ではありますが、目を背けずにきちんと内容を理解するのも自身の糧になると思い、合同会社如月マネジメントとmaneoの経緯について調査してみました。

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もしご興味ありましたら、本記事にお付き合い下さい。

合同会社如月マネジメント破産記事の内容について

当該記事を一部引用(ちょっと加工)した内容がこちら。

不動産業を手がけていた。一時は、東証2部上場で不動産業の(株)アルデプロの主要取引先で、同社から2018年7月期中に約17億円の不動産を取得。さらに同時期に如月マネジメントはmaneoマーケット(株)が手がけるソーシャルレンディングを経由して約20億円を調達していた。

しかし、2018年5月にはソーシャルレンディング会社への返済が遅延。ソーシャルレンディング会社が担保を設定した一部不動産では同月、所有権が移った。同年12月、担保不動産競売開始決定が出るなどし、動向が注目されていた。

もやもや君
もやもや君

2018年5月に遅延が発生しているのに同年7月に約17億円の不動産を取得ってどういうことなんでしょうかね・・・。

対応するmaneo側のお知らせは?

こちらに該当するmaneoのお知らせを探しましたが2018年5~6月頃では見つからず、同年11月1日のお知らせでようやく見つけたのがこちら。

お知らせ 【延滞発生に関するご報告】不動産事業者CU社向け案件

2018年5月25日、不動産事業者CU社は、事業者C社に対し、約定利息の支払いを行いませんでしたが事業者C社は、担保不動産の任意売却や担保権の実行による回収をもってmaneo社に対する債務の全額を返済可能と判断しました。

そこで、事業者C社は、maneo社から事業者C社への融資はノンリコースローンであるものの、5月28日、6月28日、7月30日、8月28日、9月28日分のmaneo社への利息の支払いを継続しつつ、担保不動産の任意売却を試みました。

返済遅延時期と5月から担保不動産の任意売却が進んでいる点で、元記事と整合性が取れていますね。

他に該当記事も見当たらないため、不動産事業者CUが合同会社如月マネジメントということで当たってそうです。

もやもや君
もやもや君

ちなみに事業者C社はmaneo関連会社だとのことです。今考えると5月以降、担保不動産の任意売却が上手くいかず焦っている様子が想像できます・・・。

改めて時系列を整理してみます。

各記事などから不動産事業者CU(仮想「合同会社如月マネジメント」)の時系列を整理すると次のようになります。

  • 2018年02月
    maneoで資金調達開始(合計約20億円)
  • 2018年05月
    maneoで返済遅延発生
  • 2018年07月
    アルデプロから約17億円の不動産を取得
  • 2018年11月
    maneo上で遅延のお知らせ
  • 2018年12月
    担保不動産競売開始決定
  • 2020年07月
    破産開始決定

こうして見ると資金調達から返済遅延、更にその後の不動産取得までの期間が短すぎて何やら計画性じみたものを感じるのは私だけでしょうか・・・。

もやもや君
もやもや君

そもそもmaneo関連会社の事業者Cは不動産事業会社CUの何を見て貸付可能と判断したのでしょう。

maneo関連会社の事業者Cの責任は?

maneoから不動産事業者CUへの貸付のイメージは次のようになります(説明簡略化のため一部端折っているため注意)。

maneoから不動産事業者CUへの貸付イメージ

こうして見ると不動産事業者CUが破綻してもmaneo関連会社Cが返済すれば問題無いように見えますが、実はこのイメージ外に本ファンドの貸付が「責任財産限定特約付」融資(ノンリコースローン)であると記載されています。

この特約が付いている場合、事業者Cは返済根拠の財産(担保不動産)以上の責任を負わないようですね。

もやもや君
もやもや君

つまり不動産事業者CUが破綻しても事業者Cはほとんど責任を負う必要が無いため、CUに対する審査がガバガバだった可能性すら考えられる状況です。

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maneoの反応は?

本件についてmaneoに問い合わせを行ったところ次の回答を受け取れました。

お問合せいただきましてありがとうございます。

インターネットの記事等に関する問い合わせにつきましては、誠に申し訳ございませんが、回答を控えさせて頂きます。

公表すべき事実等がございましたら対象となる投資家の皆様にメールやホームページ上で掲載を通じてご報告をさせていただきます。

何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

もやもや君
もやもや君

予想はしていましたが・・・早々に投資家に対して経緯説明を行わないと、JトラストやSAMURAIにも迷惑が掛かりかねないため、誠意ある対応を期待したいと思います。

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