高利回りが魅力的な「LENDEX(レンデックス)」で2020年2月18日9時から「ローンファンド 107号および108号」の募集が予定されています。
またこのうち107号はLENDEX史上最大規模の2億円かつ利回り12%の募集となっていましたので、本記事では次のような内容をご紹介しています。
- 案件の概要、共通点
- 案件の主なポイント
- 過去の同額ファンドの存在
ファンドの基本的な情報
今回は同時に2ファンドの募集のため簡単に両ファンドを比較してご紹介します。
107号 | 108号 | |
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タイプ | ソーシャルレンディング | |
募集金額 | 2億1万円 | 2,001万円 |
運用期間 | 約1か月 | |
保全方法 | 保証付 | |
利回り | 12.00% | |
貸付先 | 神奈川県内の不動産事業者H | |
対象物件 | 東京都杉並区の1棟マンション(土地および建物) | |
資金用途 | 不動産の仕入資金 | 不動産の修繕費用 |
この中で気になるのは貸付先の神奈川県内の不動産事業者Hが、ちょうど今朝の記事でご紹介したLENDEX(レンデックス)の貸付中金額1位の会社という点ですね。
LENDEXはそれも踏まえた上で貸付判断を行っていると思いますが、既に同社に貸付するファンドに投資中の方はご注意下さい。
ファンドの主なポイント
対象物件はすでに売却契約済
107号と108号の対象物件は既に売却契約済とのことですが、説明文に微妙な違いがあります。
107号の説明
※当案件は無担保・有保証・登記留保扱いです。
対象物件はすでに売却の契約を結んでおります。
1カ月以内の引き渡しを予定しており、延期される場合は所有権の移転登記と抵当権設定を行います。
※登記留保とは、抵当権設定契約書、印鑑証明書を徴求し、決済の延長等の場合には抵当権の設定がすぐ行えるようにすることです。
現在は担保設定なしですがLENDEXが必要と判断すれば、すぐに設定可能な状態になっているようです。
留保されているのは短期間の貸付であること、また登記費用を考慮してのことと思われます。
108号の説明
※対象物件はローンファンド107号と同一案件であり、すでに売却の契約を結んでおり、1カ月以内の引き渡しを予定しています。
建築工事の見積書をもとに建築費用を貸し出します。
こちらのファンドでは特に登記留保についての言及はありません。
同じ対象物件への貸付案件のため同様の対象となると思われますが、投資判断の際には頭に入れておくことをお勧めします。
登記留保の評価額は不明
対象物件はすぐに抵当権設定が可能とありますが、評価額についての説明は無く、下記から類推するしか無い点には注意が必要です。
所在 | 東京都杉並区、東京メトロ丸の内線の駅(乗降客数約3万人超/日)まで徒歩約3分《駅近、大通りに面したマンション》 |
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種別 | 土地(約180㎡)建物(延床約800㎡) |
実利回りはあまり下がらない
他サービスでは運用期間の前後の資金拘束期間が長い場合もありますが、本ファンドは募集開始の4日後から運用開始です。
またLENDEX(レンデックス)では「毎月貸付先から利息の支払いがあった日から4営業日以内に振込み」のため、実利回りはあまり下がらない見込みです。
過去に同額募集のファンドも
実はLENDEX(レンデックス)では過去に1度、107号と同額募集のファンドがありました。
ファンド | 不動産担保付きローンファンド 29-1号 |
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運用期間 | 約11か月 |
保全方法 | 担保有 保証付 |
利回り | 7.00% |
この時も貸付先は神奈川県内の不動産事業者H、また募集額の79%の応募しかありませんでしたが、無事に償還済となっています。
管理人の所感
最近LENDEX(レンデックス)で募集されるファンドは即時完売続きとなっています。
ただ今回は15時30分頃に予告、募集開始も明日の朝9時からのため、投資家の入金が間に合っていない可能性があります。
このため今のうちに入金準備を行っておけば、申し込みに成功できる可能性もありそうですね。