こんにちは!管理人まさおです。

今回募集される「新宿区早稲田プロジェクト(不動産担保ファンド)」の主な募集条件はこちら。
- 募集金額:2億2,000万円
- 想定利回り:6.00%(年率)
- 運用期間:約1年
- 保全方法:担保あり
- 募集方式:先着式

という訳で今回のファンドの貸付先は東証スタンダード市場上場の明豊エンタープライズ社(8927)。
同社は貸付型CFサービスの活用が多く、最近も他のサービスでファンド募集があったばかり(そこはログイン後情報なので一応伏せておきます)。
また同社はコモサスやそのサービス以外でも貸付型CFを多用しており、「COOL(クール)」や「Funds(ファンズ)」で登場したことも。

貸付型CFを活用しての借り入れは「銀行で借りられない会社が利用するもの」というイメージも一時期ありましたね。
もちろん今もその側面もあるかもしれませんが次のような理由で利用される場合もあるようです。
- 銀行よりも融資判断が早い
- 借り入れ方法の多様化
特に2番目の話はCOZUCHI(コヅチ)(LAETOLI)の某社長も仰っていたように思います。
例えばリーマンショック時代に銀行がお金を貸してくれなかったり貸し剝がしのようなことも行われていた、と。
それに対して不動産価値はその時期に下がってもその時期を越えたら上昇していたため、貸しはがしなどなければ投資家も損をしなかった的なお話。
実際のところ明豊エンタープライズ社がどういった理由で貸付型CFを利用しているかは分かりませんが、そういった視点も必要かもしれませんね。

という訳で定性的ではなく定量的に明豊社について評価をしておこうと思います。
具体的には同社の今までの(今回は除外)別サービスでの借り入れおよび返済実績をまとめてご紹介しておきたいと思います。
借入実績 | 返済実績 | |
---|---|---|
COOL | 2億8,045万円(8回) | 2億0,045万円(6回) |
Funds | 3億7,920万円(4回) | 3億7,920万円(4回) |
某サービス | 8億4,000万円(3回) | 0円(0回) |
コモサス | 5億4,000万円(3回) | 1億8,836万円(2回) |

貸付型CF以外での借り入れもあるかもしれませんが、こういった情報も踏まえて投資判断されてみては如何でしょうか。
今回の貸付に設定される担保とLTVについて
なお今回のファンドの貸付には LTVLTV(Loan to Value)とは担保評価額に対する貸付金額の割合で、貸付の安全性... More 69.2%で根抵当権第1順位で担保設定が行われるとのことです。

今回の貸付のLTV

不動産担保ローンでは80%近い設定での貸付も多いため、70%に満たない設定は悪くは無さそうですね。
ただしコモサスの悪いところで「根抵当権」での貸付となっているため、同担保で追加の貸付が行われる可能性があります。
個人的には根抵当権の場合は極度額(追加分も合わせてどこまで貸し付けられるかの金額)も合わせて紹介して欲しいですよね。

その点についてコモサスには今後でも構いませんので、是非改善をよろしくお願いしたいと思います。