ソーシャルレンディングや不動産投資型クラウドファンディングの入金方式には、ファンド申込前に入金が必要な先入金方式(デポジット方式)と、ファンド申込後の入金でも構わない後入金方式の2種類があります。
それぞれの方式にメリット・デメリットがあり投資家のみなさんによって好みも違うと思いますのが、実際のところどちらの方が人気あるのか知りたいと思いませんか?
という訳で早速アンケート機能を用意してみましたので、ご協力頂けますと幸いです!
このサイトで初めてのアンケートのため特に投票期限は設けていませんが、傾向がある程度見えてきましたら、改めて記事にすることを考えています。
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参考情報
アンケート投票時の判断に影響が少ないようにここからは投票後にご参考頂ければと思いますが、先に読んで頂いてもそこまで影響は無いかもしれません。
各方式のメリット・デメリット
基本的に先入金方式の場合はサービス運会社側に投資家用の預かり金口座が用意され、配当金や運用の終わった投資元本はその口座に戻されます。また逆に後入金方式の場合は配当金も投資元本も、投資家本人の銀行口座に直接戻されることになります。
このため、それぞれの方式について次のようなメリット・デメリットが考えられます。
先入金方式のメリット
- 預かり金口座から直接申込ができるため、一度入金しておけばその資金については投資家本人の銀行から入金する際の振込手数料が不要となる。
- 申し込みたいファンドの募集が行われていても預かり金口座の余力が不足している場合は追加入金が必要となるため、入金している間に完売することもある。
- サービス運営側としては、投資資金を即座に拘束できるため入金忘れなどによるキャンセルを防止しやすくなる。
先入金方式のデメリット
- 出金時に振込手数料を取られる(サービスが多い)。
- サービス運営会社が破綻した場合に預かり金が戻って来ない可能性がある。
なお不動産投資型クラウドファンディングのCREAL(クリアル)は信託銀行を利用した分別管理方式の採用によって、預かり金が確実に投資家の元に戻る仕組みを取り入れています。
後入金方式のメリット
- 一時的に手元の投資資金が不足していても振込期限までに入金が間に合えば問題無い。
後入金方式のデメリット
- 入金の都度、振込手数料が必要となる(銀行の振込手数料無料サービスを使えれば掛かりません)。
- サービス運営側としてはファンド申込後のキャンセルが懸念され、場合によっては再募集を掛ける必要が発生する。
- また配当金、投資元本の払い戻し時にサービス運営側で振込手数料の負担が必要となるため、配当金を含めて償還時の一括払いになることもある。
各サービスの状況
方式 | 代表的なサービス |
---|---|
先入金方式 | maneoファミリー、OwnersBook、クラウドバンク、クラウドクレジット、CREAL(クリアル)、ポケットファンディング、LENDEX(レンデックス) |
後入金方式 | SBIソーシャルレンディング、オルタナバンク、FANTAS Funding、COOL(クール) |
両方式併用 | Funds(ファンズ) |
各サービスが先入金方式か後入金方式のどちらか一方しか採用していない中、Funds(ファンズ)は投資家の都合によってどちらでも利用できる上、出金手数料も無料となっているため両方式のメリットのほとんどを両取りしている形になります。
最近の状況
本来、銀行業や証券業を営んでいない金融機関が投資家からの預かり金を保有することは好ましくない状況のようです。このため金融庁や第二種金融商品取引業協会などから各サービスに対して、預かり金口座を持たない形とするよう指導がある場合もあるようです。
まだ時間は掛かりそうですが、将来的には全てのサービスで預かり金口座を持つ先入金方式は廃止となるかもしれませんね。
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