1口1万円からの不動産投資を行えるOwnersBook(オーナーズブック)で新規ファンド「中央区オフィス第1号ファンド第3回」の予告が行われています。
基本的にOwnersBookで募集されるファンドの予定利回りは5.0~6.0%と他のソーシャルレンディングサービスのものに比べると少し物足りないように感じられるかもしれませんが、担保も割りと安全に寄った設計が行われていることが多く、また下図のように追加配当が行われるファンドもあり、私はわりと積極的に投資を行っています。
※追加配当の可能性があるファンドはおすすめポイント欄に予めその記載があります。
ファンドの基本情報
基本情報 | |
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期待利回り | 5.0%+α |
運用期間 | 1年 |
担保/保証 | 根抵当権 |
募集総額 | 3,050万円 |
最低投資金額 | 1万円~ |
期中配当 | 毎四半期 |
募集期間 | 2016年10月28日~2016年11月17日 |
こちらのファンドは予定利回りが5.0%となっていますが、ファンドの対象となっている物件が売却ターゲット価格を上回る価格で売却できた場合に追加配当が見込まれています。
ファンドの詳細情報
今回募集されるファンドは2つの物件を包含したものとなりますが、1物件目は3,000万円の、2物件目は50万円の貸付となっており、2物件目は比率的に低いためあえて無視します。
※法律上1案件でファンドを組めないため他のサービスを含めてこのような形となっていることが多々あります。
東京都中央区新川に所在するオフィスビル
と言うわけで1物件目の「東京都中央区新川に所在するオフィスビル」について読み解いてみます。
OwnersBookによるリスク評価
評価項目 | 内容 | リスク |
---|---|---|
ロケーション | 東京都中央区新川 |
|
稼働率単位:% | 100% |
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スポンサー クレジット | 設立3年超の総合不動産会社 |
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今回のファンドのリスク評価評価は全体的に小~中となっています。
これは前回募集されていたファンド「杉並区新築マンション第1号ファンド第1回」に比べるとだいぶ低リスクのファンドと評価されていることになります。
またこちらの物件を所有している総合不動産会社は過去3年黒字で安定した経常利益を計上しているという点も安心できますね。
物件の財務構造
評価額
7億0,900万円
4億6,048万円
(64.9%)
- *1 今回募集額 5,000万円 (7.1%)
もし今回のファンドが失敗した場合、担保を売却して投資金額の返却に充てることになりますが、こちらの財務構造から読み解くと、運用期間である1年後までに不動産価格が現時点から72.0%(64.9%+7.1%)を下回らなければ少なくとも元本は戻ってくることが期待できそうです。
※実際には評価額のズレや手数料、税金などでもう少し厳しくなると思われます。
かなり安心感のある割合の担保が確保されているように思いますが、既に完済済の同ファンドの第1回はシニアローン部分が67.6%、第2回は67.0%でしたので、さらにリスクが下がっていることになりますね。
またいつもの地価公示サイトで調べてみたところ、新川辺の地価はこの1年で6~9%も上昇していましたので、これからの1年間で急に地価が28%以上下落することは考えにくそうです。
「中央区オフィス第1号ファンド第1回」について
実は私は今回のファンドの第1回分に投資を行っており、既に完済されています。
この時に発生した追加配当はこの結果のとおり、わずか0.1ポイントしかありませんでしたので、今回のファンドではより多くの追加配当があることを期待しています。
OwnersBook最速完売?(10/29追記)
本ファンドですが募集開始当日中に完売したようです。
今までのOwnersBookのファンド募集はスロースタートで完売までに1週間は掛かっていたと思いますので、全く予想できていませんでした。
銀行の振込手数料無料回数が無くなっていたので来月になったら投資しようと思っていたのに・・・orz
次のファンド募集に期待です。
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