東証マザーズ上場企業運営の不動産特化型サービス「OwnersBook」(オーナーズブック)で2019年8月14日から「渋谷区マンション・レジデンス1号ファンド1回」の募集が予定されています。
ファンドの基本的な情報
ファンド名 | 中野区新築マンション第3号ファンド第1回 |
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運用利回り | 3.70%(年利換算) |
運用期間 | 約1年6ヵ月 (2019年8月23日~2021年2月20日) |
募集予定 | 2019年8月14日~ |
担保/保証 | 担保付 保証付 |
募集金額 | 1億4,600万円 |
必要資金 | 1万円~ |
返済方法 | 一括返済 |
投資スケジュール
- 募集開始日2019.08.14
- 募集終了日2019.08.16 10:00
- 運用開始日2019.08.23↑約1年6ヵ月↓
- 運用終了日2021.02.20
投資スキーム
今回、ファンドの投資条件を見て折角の初の抽選申込方式なのは良いけど利回りが少し低いな・・・と思いながらも説明文を読んでいるとこのファンド、不動産保有会社による全額連帯保証付きが付いていました。
OwnersBookで過去に募集されたファンドで同程度の利回りのファンドでも連帯保証が付いていたため今回も利回りが低くなるのは仕方ないとは思いますが、前回の3.8%を下回って3.7%ですか・・・。
とは言ってもこれは変えられないため、気を取り直してファンドの内容を確認しておきたいと思います。
物件のリスク状況について
評価項目 | 内容 | リスク |
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ロケーション | 東京都中野区白鷺2丁目7番14号 |
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稼働率 | 0% |
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スポンサークレジット | 設立3年超の総合不動産会社 |
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ロケーション
担保物件のある東京都中野区白鷺は、地価公示・地価調査サイトで地価公示価格を調査したところ5年連続上昇中で直近の前年比も103.3%と上昇傾向を見せており、それなりに人気のある地域であることが伺えます(サンプルが1件しか無かったため正確性は高くはありません)。
稼働率
この項目がリスク大となっているのは7月新築でまだ居住者が集まっていない状況のためのようですが、事前募集していなかったのか、募集に対して応募が無かったのかは不明です。少し気になりますね。
スポンサー クレジット
貸付先会社の直近期の経常損益は経常損失、前期及び前々期は経常利益を計上しており、直近3期にわたって当期純利益を計上しているとのことです。ただ今回の貸付先は総合不動産会社ではなく投資顧問会社ではないかと思いますが・・・。
担保の状況について
評価額
1億9,200万円
1億4,600万円
(76%)
ファンドの借手が正常に返済出来無くなった場合、担保を売却して元金などの返済に充てることになります。
今回のファンドはOwnersBook評価額の合計76.0%分までの貸付のため、売却時にこの価格までで売却できれば概ね元金が戻る可能性が高いと理解しておけば良いかと思います。
ポイントとまとめ
- 利回りは3.7%と低いものの不動産会社による連帯保証で安全性アップ
- 貸付先は直近期は経常損失を出しているが直近3期は当期純利益を計上
- 担保のLTV(募集額÷評価額)は76.0%、周辺地域の地価は5年連続上昇中
今回は利回りの低さはありますが初の抽選方式なので積極的に申し込みます。ただ、募集終了が8月16日(金)の10時までと短いため申し込み忘れに気を付けましょう。
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