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SBIソーシャルレンディング「SBISLカンボジア・マイクロファイナンスローンファンド1号」について不安な点も解説!

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ネット金融最大手のSBIグループが運営する老舗サービスSBIソーシャルレンディングで2019年8月5日10時から「SBISLカンボジア・マイクロファイナンスローンファンド1号」の募集が予定されています。

あれ?カンボジア?マイクロファイナンス?最近どこかで似たような話を聞いた記憶があるな・・・と思ったらこちらの記事を書いたばかりでした。

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まさお
まさお

いやぁ偶然ってあるものですね。「SBISLカンボジア・マイクロファイナンスローンファンド1号」の借手は投資家限定情報となっていますが、投資する先の状況は驚くほど似ているな~(;・3・)~♪

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ファンドの基本的な情報

ファンド名 SBISLカンボジア・マイクロファイナンスローンファンド1号
運用利回り 3.80%(年利換算)
運用期間 約1年
募集予定 2019年8月5日10時~
担保/保証 担保付
募集金額 2億円
必要資金 5万円~
返済方法 一括返済

投資スケジュール

  • 募集開始日
    2019.08.05
  • 募集終了日
    2019.08.22
  • 運用開始日
    2019.08.23
    ↑約1年↓
  • 運用終了日
    2020.08.末

投資スキームと注意点

こちらのスキームについて気になった点がありましたので、少し深堀りしてご紹介します。

ファンドの返済原資について

本ファンドの借手は東証マザーズ上場企業となっていますが、最終貸付先はそのカンボジアの連結子会社となっており、またファンドの概要によると返済原資は「借手と借手の子会社間で締結されたLoan Agreement(金銭消費貸借契約)に基づき支払われる利息及び元金」となっています。

つまり借手はカンボジア子会社から得た返済資金以外では(不足が発生しても)返済はしない、と読めるため注意が必要です。

一方で、本ファンドの固有リスクの説明として掲げられている別資料には次の記載があります。

借手はその返済金及び他の金融機関からの借入資金等から本貸付債権等の返済をすることを予定しています。そのため、本件カンボジア事業者の事業収益の減少、財務状況の悪化、本件マイクロファイナンス事業を行うために必要な許認可等の喪失により、借手に対する返済が遅延し又は返済がなされない結果、本貸付債権等の返済が遅延し、又は本貸付債権等の回収を行うことが困難になる可能性があります。

PDF 手数料・リスクについて(PDF)

こちらの資料では逆に借手はカンボジア子会社から得た返済原資が不足しても返済するとも読めますが、カンボジア子会社の状況が悪くなると返済しない、とも読めます。

何れの理解が正しいか分かりませんが、借手が返済にどこまで責任を持つかの情報は投資判断に大きな影響があると考えましたので、この点についてSBIソーシャルレンディングに問い合わせを行っています。

本ファンドは募集開始予定が週明け5日(月)の10時からですが2日(金)の夜に問合せを行ったため、恐らくその時間までに回答を頂くには間に合わないと思います。

※SBIソーシャルレンディングから貰った回答を下記記事にまとめています。

この確認で投資判断もあり?「SBISLカンボジア・マイクロファイナンスローンファンド1号」の質問への回答が来ました!
先日、2019年8月5日(月)に募集開始されたばかりの「SBISLカンボジア・マイクロファイナンスローンファンド1号」について不安な点があることをご紹介しました。 その際、特に「ファンドの返済原資」の説明に疑問点がありサービス事業者のに質問...
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担保について

担保は「借手がカンボジア子会社に対して有する「貸付債権」に設定する質権」となっています。

ただこちらについては概要にもありますが、上と同じファイルに次の記載があります。

弊社が質権を設定する予定の担保目的物の金額(額面)は当初金 200,000,000 円となっております。もっとも、当該質権の設定は、借手に対する貸付金の資金使途を明確にすること、及び弊社が本件カンボジア事業者から直接本貸付債権等の回収を図る手段を確保することを目的としており、担保目的物の換価による回収は基本的に想定しておらず、その換価価値に着目したものではないため、担保目的物の担保価値の算定はしておりません。

PDF 手数料・リスクについて(PDF)

これによると、担保は設定してあるが基本的には売却を行う状況は想定していない、つまりSBIソーシャルレンディングは借手である東証マザーズ上場企業を信頼してファンドで集めた資金を貸し付けようとしているのだろうと私は理解しました。

この判断については投資する側としては不安に感じるとは思いますが、本ファンドの投資先が最初にご紹介した記事の先と同じ状況でしたら、もしかするとその判断もありなのかもしれませんね。

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