こんにちは!管理人まさおです。
今回募集される「TECROWD53号ファンド Texas Energy Park」の主な募集条件はこちら。
- 募集金額:24億1,640万円
- 想定利回り:11.50%(年率)
- 運用期間:約3年
- 劣後割合:20%
- 募集方式:先着式
その金額は前回ご紹介したようにTECROWDで2番目となった46号ファンド KHAN VILLA phase2の12億2,600万円の2倍。
また不動産型CF全体でもCOZUCHI(コヅチ)の京都ANAホテルファンド、代々木公園事業用地ファンドに次いで3番目の金額となっています。
このため大注目のファンドとなりそうなため、あとは想定年利回り11.50%の影響でどれだけ短時間で完売するか、要注目ですね。
今回の投資対象不動産について
さて、今回の投資対象不動産はアメリカ・テキサス州に建築する、データセンター(以下「DC」)および付属するオフィスとのこと。
また皆さんご存じだと思いますが、DCとは「主に企業のサーバーやネットワーク機器などのIT機器をまとめて収容する施設」のことですね。
このため物件は建築後にIT企業などを誘致してその賃料を得ながら、これを配当原資とする形になります。
ただし今回もTECROWDの他ファンドと同じように、物件にはTECROWDとパートナー関係にある会社のマスターリース契約不動産会社による物件の一括借上げ。オーナーは入居状況に関わらず全室...が付きます。
このため最終償還は兎も角、想定利回り11.5%の分配金については大きな心配は無さそうですね。
他州からテキサス州への本社移転
近年、テキサス州には大手企業が個人、法人の所得税が無く、土地や人件費、電気代が安いといった理由から本社を移転する企業が増えています。
特にシリコンバレーのあるカリフォルニア州からの移転が増えているようで、2020年以降に下記のような企業が移転してきています。
- テスラ
- オラクル
- ヒューレット・パッカード
またこの他にもトヨタも米国本社を2014年にやはりカリフォルニア州からテキサス州に移転しています。
この流れは先ほどご紹介した課税や各種コスト格差の問題が解消されなければ、他の企業も続く可能性が高そうですね。
つまりこの移転の流れが続いてくれれば、今回の物件の需要にも大いに期待出来そうですね。
もちろん最終的な償還に必要となるのは賃借人に加えて購買主です。
それも上記のような安定需要が継続的に期待出来るのであれば、物件を購入したいという企業も現れてくれそうですよね。
ただし今回は運用期間が3年と長く、その頃の世界の様子がどう変わっているかを想像するのは非常に難しいのではないかと思います。
このため、想定利回りが11.5%と高いからと言って、非余剰資金から投資資金を捻出することは絶対にお薦めしません。
あくまでも無理の無い範囲、例えゼロになっても生活に困らない範囲から投資するかどうか検討されることをお薦めします。