こんにちは!管理人まさおです。
つまり現時点では不動産投資型クラウドファンディングとほぼ同じ感覚で投資を行うことが出来そうですね。
ただし全く同じという訳でもありませんので、僕の方で確認したポイントをご紹介したいと思います。
Hash DasHの運営会社について
Hash DasHの運営会社は2019年1月30日に設立のHash DasH株式会社で、その持ち株会社は多くの上場企業が株主となっています。
東海東京~社は証券系ですが、あとの3社は不動産系の会社ですね。
また上記の関係によりその株主会社達が保有する物件が投資対象になることが多そうな気配がありますね。
Hash DasH1号ファンドについて
ちなみにHash DasH1号の「渋⾕神宮前イノベーションオフィス」ファンドは青山財産ネットワークスが保有していた物件が投資対象でした。
- 募集金額:18億1,500万円
- 想定利回り:4.0%(年利)
- 運用予定:7年
- 最低投資額:10万円
- 募集方式:先着式
すでに完売していますが1号ファンドから18億円もの巨額を扱っていたのは凄いですね。
また上記物件の管理運営者は株式会社リアルゲイト(5532)、投資運用業者の100%親会社はトーセイ株式会社(8923)となっています。
このように関係者が上場関連企業で固められている点が安心感に繋がり、18億円が見事完売したのかもしれませんね。
なお投資対象の物件は1階はショップエリア、2~5階はオフィスエリアとする5階建てのビルで、渋谷区神宮前のビル「the Folks」でした。
その他のサービスのポイントについて
途中売却の可能性について
Hash DasHの商品は24時間365日売却注文が可能ですが、取引約定が保証されている物では無く、また買取枠に上限があるようです。
とは言えいつでも売却注文を出せる点は不動産型CFの多くのサービスよりは資産の流動性は高そうな感じがしますね。
分配金、売却益の税制について
Hash DasH商品により発生する分配金の利益分配部分については雑所得となり所得税の総合課税対象となり、累進課税の対象となります。
また売却益も総合課税の譲渡所得となりますが、こちらは5年以内の売却とそれ以上での売却とで税率が変わります。
- ■ 短期譲渡所得税:39.63%
- 所得税30%+復興特別所得税0.63%+住民税9%
- ■ 長期譲渡所得税:20.315%
- 所得税15%+復興特別所得税0.315%+住民税5%
Hash DasHの1号ファンドの運用期間が7年もあるのはこういった点も理由にあるのかもしれませんね。
なお同じくデジタル証券のALTERNA(オルタナ)の方は分配金も売却益も申告分離課税の対象となり、税率は最大20.315%となっています。
この点についてはALTERNAの方がやや有利でしょうか。
ただしALTERNAは商品の譲渡制限期間があり資産の流動性がやや低いため、どちらも一長一短ありとして使い分けるのが良さそうですね。
分別管理と倒産隔離について
デジタル証券の商品は原則として倒産隔離スキームが用いられ業者が倒産してもその経済的影響がファンドの資産に及ばないスキームとなっています。
またHash DasH社は厳しい基準の財務基盤が必要な第一種金融商品取引業の登録を受けており、その安定感には一定の期待が持てそうですね。
2号ファンドの募集予定について
Hash DasHの2号ファンドについては現時点でその情報は発信されていません。
このため口座開設を焦る必要はありませんが、先方からのメールなど情報を見落としたくない方はこの機会にチェックしてみては如何でしょうか。