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不動産投資型クラウドファンディング
不動産投資型クラウドファンディング(以下「不動産CF」)とは、インターネットを利用して不特定多数の投資家から特定の不動産への投資を募る投資手法のことです。
用語 クラウドファンディング
投資家は不動産投資の一部資金を支払う代わりに、賃料や売却益などから配当を受ける形となります。
日本国内では2017年12月1日に「不動産特定共同事業法不動産投資型クラウドファンディングの根拠法で、不動産投資を小口化し...の一部を改正する法律(平成29年法律第46号) 」が施行され、環境が整備されました。
法改正の背景
全国の空き家・空き店舗等を、投資資金を用いて再利用、地方創生する取り組みが期待されていましたが、既存の法律では書面取引しか想定されておらず、地方事業者には高い参入障壁となっていました。
このため、インターネット上での手続に関する規定を整備することによって参入障壁を下げるために法改正が行われました。
投資の仕組み・流れ
不動産CFでは、サービス事業者が主に次のような仕組み・流れでサービスを行います。
- インターネット上で投資家を募集
- 応募資金に事業者が自己資金を加えて対象不動産を購入(先に事業者が自己資金で購入する場合も)
- 対象不動産を運用(賃貸、改築の後、売却など)
- 賃料や売却益から投資家に分配・償還
投資リスク軽減の仕組み
上記の流れで不動産の売却時に利益が出た場合は問題ありませんが、売却損となった場合は誰かがその損失を引き受けることとなります。
不動産CFではこの損失が投資家に影響を及ぼしにくいよう、主に優先/劣後出資方式により投資家の投資リスクの軽減が図られます
用語 優先/劣後出資方式