南米、ヨーロッパ、カメルーン等への海外投資ファンドを中心に取り扱っているクラウドクレジットから、私自身も投資中の「カメルーン中小企業支援プロジェクト1号」での契約期間延長のお知らせがありました。
ファンドの基本情報
基本情報 | |
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期待利回り | 11.3% |
運用期間 | 約7ヶ月 |
当初販売金額 | 5,000万円 |
最低投資金額 | 5万円~ |
契約期間の延長について
契約期間延長と聞くと耳障り良く聞こえるかもしれませんが、内容をきちんと理解して読むとつまりは償還予定日の遅延ですね。
○○ 様
いつもクラウドクレジットをご利用頂きまして誠にありがとうございます。
本日は「【為替ヘッジあり】カメルーン中小企業支援プロジェクト1号」にご投資いただいているお客様へ本ファンドの契約期間延長をご連絡申し上げます。
【経緯】
本ファンドの資金は「Ovamba社」が4社の資金需要者へトレードファイナンスを行っておりました。
このうち1社からの返済資金が滞っており、
この1社から購入している資産の売却を進めておりますが、
売却の目途が2017年の1月末となっております。
そのため、本来設定していた2016年11月末日から2017年の5月末日まで契約期間の延長をさせていただくご報告となります。【今後について】
2016年12月上旬の分配金につきましては、
トレードファイナンス先の4社中3社の返済金相当額をお支払させていただきます。
残る1社分の返済金相当額は2017年6月上旬までにお支払させていただく次第です。※回収が速やかに行われた場合、2017年6月上旬前にお支払する可能性もございます。
※詳細につきましては期間延長の通知書を添付させていただきますのでご確認ください。本件に関しましてのご質問はメール、お電話にて承ります。
お問い合わせの際は下記までご連絡をお願いいたします。
ソーシャルレンディング投資は元からそれなりのリスクがあり、かつクラウドクレジットでの投資は海外への投資になりますので更にリスクはあるだろうとは思いましたが、まさか新規系統のファンドの1号ファンドから遅延が発生するとは思ってもいませんでした。
しかも私は同じくカメルーンファンドの3号ファンドにも投資中のため、そちらのファンドにも影響があるのか無いのか非常に気になっています。
この点について同じようにカメルーン中小企業支援プロジェクトに投資されている方は思っていると思いますので、もう少しその点についてフォローがあると良いのですが。
投資資金の毀損があるとは記載されていません
メール文面を読むと「Ovamba社」が4社にトレードファイナンスを行っており、うち3社は返済されており、残る1社からの返済が滞っているためまずは12月上旬に3社分の返済額相当金が返済されるとあります。
また残る1社についても資産の売却を進めており1月末に売却予定とのことで、遅延はありますが一応返済の目処が無いわけではないと書かれているようにも思います。
ただし説明不足があるようにも思います
このファンドに投資しているからこそ、あるいは同系列のファンドに投資している方にとって次のような説明もあったら良かったと思います。
- 同系列のファンドに影響があるのか無いのか
- 今回の遅延で2017年1月返済目処とあるが契約期間が5月まで伸びる理由は何か
- その遅延期間の分、きちんと利回り分のリターンが支払われるか
クラウドクレジットは伊藤忠商事が資本参加しているとは言え、最近ようやく完済ファンドが出始めた新興ソーシャルレンディングサービスのため、経験不足は否めないと思います。
このため契約期間延長のメールに説明不足がある点については、投資家からの反応を想像できず仕方が無い面もあると思いますが、今後は是非、投資家の立場にも配慮した説明が行われるメールを送って頂けるように努めていただきたいと思います。
卵は一つのカゴに盛るな
投資の格言の一つに「卵は一つのカゴに盛るな」という言葉があります。
これは1つの投資先に全財産を投資するとその投資先が破綻すると全財産を失うが色々な籠に分けて盛っていれば、1つの籠が壊れても影響は小さくダメージも小さいため、総体として影響が小さい、あるいはダメージを受けても再起することも出来るレベルに留まる、という意味に考えています。
そもそも投資を始めるにあたって全ての投資がプラスになり、1つのマイナスも認められない方は預金以外の投資をすべきではありませんよね。
またそのようにはは言いつつ、私はどちらかというと・・・という前振りの必要も無いくらいチキン投資家のため、前回の記事の通り、投資余力の資金を10万円ずつに分けて複数のソーシャルレンディングサービス、複数のファンドに投資するようにして現在は1,000万円近くまで積みあがっていますので、他のファンドの利回りを考えると今回の投資で残りの投資資金が戻らなくても他のファンドの利回りでリカバーできるかな?と焦らずにいることが出来ています。
他のカゴに卵を盛る
他のカゴに卵を盛る方法は沢山あります。
株式投資、FX投資、もっと安全な定期預金、他のソーシャルレンディングサービスへの投資などなど。
このブログはソーシャルレンディング投資を専門に取り扱っているため下記でご紹介するのは他のソーシャルレンディングサービスになりますが、個人的には株式投資やFX投資、あるいは債権投資やリスクを避けたい場合は定期預金などの安全資産もお勧めします。
その中でも、私のように小さな金額を複数のソーシャルレンディングサービス、複数のファンドに投資してリスクを小さくするような方法にご興味があれば、下記のような他のソーシャルレンディングサービスでも投資を検討してみては如何でしょうか。
- ラッキーバンク
- トラストレンディング
- OwnersBook
個人的にはソーシャルレンディング投資は今まではメガバンクなどが独占していた投資案件に個人からアプローチできる優れた仕組み(ただし失敗することも前提とした投資)と考えていますので、どのような形としても同じく応援してくれる方が増えて頂けることを楽しみにしています!
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