売却とは「債権の売却」のことです。
つまりmaneoが貸付先からの返済を諦め、その債権を他社に売却したということです。
管理人は今回のものを含め7本のファンドが期失状態のため、いつかは売却対象のファンドが出るとは覚悟はしていましたがついに・・・。
用語 期失(期限の利益の喪失)
どのファンドが債権売却されたの?
「事業性資金支援ローンファンド850号、851号(案件1:EO社、案件2:AN社)」です。
内容を簡単にご紹介すると2018年3月に募集された予定利回り7%、担保も保証も付いて無いファンドでした。
普段、不動産担保付きファンド以外は避けていたのに何故このファンドに申込んだのか・・・後から自問したファンドでしたが結果や如何に・・・。
最終的な損失額はいくらなのか?
実は管理人がこのファンドで食らった損益はほぼ±0です。
それは期失後に回収が2回あり、元本の大部分が事前に戻って来ていたためです。
期失月 | 残投資元本 |
---|---|
2018年11月 | 299,455円 |
2019年02月 | 7,397円 |
2020年01月 | 3,389円 |
2020年07月 | 3,383円 |
つまり投資元本30万円に対して最終的な元本損失金額は3,383円、ただし利息分6,259円(税引前)があったため、税金分を差し引いてほぼ±0という感じです。
maneoが債権回収を諦めた理由
maneoが今回のファンドの返済を諦め債権売却した理由は要約すると次の通りでした。
- 回収業務を委託していたパルティール債権回収株式会社が回収の見込みが薄いと判断したこと
- 回収出来たとしても回収額以上のコストが掛かること
- 貸付先の法的整理を待つとさらに数年掛かる見込みであること
何れも理解はしますが回収コストは案件募集したmaneoが自腹で払って欲しい・・・そう思った方が多かったのではないでしょうか。
今後の他の債権回収に対する期待と不安
これで私は残り6件の期失案件を抱えていますが、何れも元本回収率は決して良く無い状況です。
何れも不動産担保も付いてはいますが、コロナ禍の影響も考えると・・・3割戻ってくれば良い方だと覚悟を決めています。
今考えると2018年代にはわずかでしたが、不動産投資型クラウドファンディングの方がサービス運営会社も一緒に投資を行うなど、安全な投資方法だったかもしれませんね。