東証上場企業ロードスターキャピタル株式会社が運営する、不動産特化型のソーシャルレンディングサービス「OwnersBook」(オーナーズブック)で初となるエクイティ型商品「秋葉原オフィスビル」のファンド募集が2018年8月10日(時間不明)から行われます。
ファンドの基本的な情報
ファンド名 | 秋葉原オフィスビル |
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運用利回り | 7.00%(IRR・年利換算) |
運用期間 | 約2年11ヵ月(35ヵ月) ※早期終了や2年以内の延長あり |
募集予定 | 2018年8月10日~ |
担保/保証 | 不明 |
募集金額 | 2億6,500万円(最低1億8,550万円) |
必要資金 | 50万円~ |
返済方法 | 一括返済 |
ファンドの詳細な情報について
エクイティ型商品とは
本ファンドはOwnersBook初の「エクイティ型商品」です。
「エクイティ型商品」が今まで募集されていたファンドとどう違うか気になる方も多いと思いますが、普段の商品よりもハイリスク・ハイリターン型の商品ということは少なくとも知っておく必要があります。
OwnersBookの図を借用するとシニアローン部分がローリスクローリターン、メザニンローン部分がミドルリスクミドルリターン、エクイティ部分がハイリスクハイリターンということですね。
また2月頃にOwnersBookの方に「エクイティ型商品」について質問を行い頂いた回答も以前まとめていましたので、ご興味のある方はご参考下さい。
本ファンドの想定スキーム図
本ファンドの「投資スキーム図」および「想定収支サマリー」は追って公開されるとのことですが、現段階で文章のスキーム説明が分かり難かったので想定スキーム図を作成してみました。
ファンドについて気づいた点
本ファンドについて気づいた点をご紹介します。
運用期間の変動について
ファンド自体の説明文には未記載ですが、本ファンドは早期償還または2年以内の延長の可能性があるとのことです(「エクイティ投資型商品の第1号案件に関するお知らせ」より)。
最低申込金額は50万円
今までのファンドでは1万円から申し込めましたが、本ファンドの最低申込金額は50万円となっています。多くの人には気軽に申し込める金額ではないかもしれませんね。
出資申込成立=出資ではない
今までのファンドでは出資申込が成立すれば出資が決定していましたが、今回は必ずしもそうではないようです。
申込期間中の応募額が目標最低額以上目標募集額未満の場合:LD1合同会社が案件の成否を判断し、OwnersBookサイトを通じて及び電子メールにより、各お客様に出資の可否及び出資額を通知いたします。
最大応募可能人数あり
本ファンドの最大応募可能人数は475人となっており、応募可能人数以降は無効となります。
ちなみに最低申込金額が50万円なので475人以上の申込が集まる前に最低募集金額は突破します。
ロードスターキャピタルも一緒に出資します
セイムボート(同じ船に乗る)出資によりロードスターキャピタルも本ファンド(子ファンド)に出資を行います。
つまり本ファンドはハイリスクハイリターン商品ではありますが、ロードスターキャピタルが自身をもってみなさんに提供する投資商品という事だと思われます。
売却益が上乗せされる可能性があります
ハイリスクハイリターンのうち「ハイリターン」部分として、本ファンドでは信託受益権の売却益から出資持分に応じてた利益を上乗せして受け取ることが出来る可能性があります。
まとめ
本ファンドはハイリスクハイリターン商品である上、最低申込金額が50万円と高めに設定されています。
しかしロードスターキャピタルがリスクを一緒に負って投資を行うこと、またその第一弾商品として恐らく自信を持って提供されている商品と考えられることなどから、ご興味のある方はこの機会に投資を検討してみては如何でしょうか。
おまけ:秋葉原成信ビルについて
秋葉原成信ビルには今年の2月まで1階に小諸そば神田須田町店が入店していたようです。
その様子は現時点ではまだGoogleストリートビューで確認できるようですのでご興味のある方はアクセスしてみて下さい。
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